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不確定性原理、太陽電池、メタン生産

2012.01.16(10:10) 65

                  素晴らしいニュースです            
                  日経2012.1.16の記事より

 今日(頭書)の日経の科学技術面に大きなニュースが3つ掲載されていました。日本人、日本の組織が実現した素晴らしい科学技術の仕事の記事で大変誇らしく思いました。

1.『小澤正直名古屋大学教授の不確定性原理を修正する新理論が証明された』
 ハイゼンベルグは電子のような微粒子は運度中の「位置」と「運動量」を同時に正確に測定することはできないという不確定性原理を提唱しました。しかし小澤教授の新しい理論では正しく測定できる条件があることを説明できるとしています。実際同教授のグループは実験的にそれが可能であることを証明したそうです。微細な粒子の世界が拓けていく可能性が出てきたわけです。人類は宇宙に向かって視野を広げる努力をしてきましたし、その分野で日本は大きな貢献をしてきましたが、今度は逆にミクロの世界に入り込んでそこを覗ける可能性を広げました。またノーベル物理学賞の日本人候補者が出てきたという喜ばしい記事です。

2.『物質・材料研究機構の深田直樹グループが発電量100倍の太陽電池を開発した』
 この中沢塾のブログ連載記事「日本のエネルギー問題を考える」シリーズで扱いましたが、その第5回の記事の中で今後10年から15年の間に太陽電池の発電効率が50%アップするという予測を立てました。しかし、今日の記事を見ると私が想定した効率アップの方向とは少し趣を異にしますが、なんと100倍の効率アップを実現してしまいました。そのやり方は電池の表面にミクロの針を剣山の様無数に並べて太陽光のあたる面積を驚異的に増やした技術です。それによって今まで十分利用されなかった波長600ナノメートル以下の光も利用できるようになったというものです。すごい技術、すごい発想ですね。
 私は上述のシリーズの結論(第12回目の記事)で新エネルギー技術と改良型の既存発電技術を組み合わせて今後10年を越え15年以内に原子力発電を全廃できると予測しましたが、この調子で行けば次の記事も併せて考えて、10年後には原子力発電を全廃できそうな勢いを感じます。うれしいことです。

3.『北海道科学技術センター幌延地圏環境研究所がメタン生産効率を56倍上げる微生物を発見した』
 もう一は、頭書の研究所が「けい藻岩」や「褐炭」から天然ガス成分のメタンガスを効率良く発生させる微生物を発見したという記事です。このメタン生産効率が最大56倍であったと書いてありましたが、何を基準に56倍なのかは記事からは残念ながら不明です。しかし、この研究が実用化されれば、廃炭鉱にこの微生物を注入しておくだけで、低コストで全国の使われなくなった廃炭鉱をエネルギー資源豊富なガス田に変えられる可能性があります。日本の褐炭埋蔵量のデータは見つかりませんが、記事によると、稚内市の天北炭田だけでも約20億トンもあるそうです。すごいですね。日本の周囲の海底に大量に眠っているメタンハイドレードの他にまた新たなエネルギー源が確保されることになり明るい未来が見えてきたようです。

ミーちゃん
以前我が家で飼っていた猫のミーちゃんです



 

Recsat Hiromu



2012年01月
  1. 不確定性原理、太陽電池、メタン生産(01/16)